こんにちは、うりんこです。
看護師って、海外に出たい人多いですよね。
私も例に漏れずその1人でした。
かと言って、”海外看護師になりたいか?”と聞かれれば、そこまでの情熱もなく、でも海外への好奇心が昔から高いという性分でした。
新しいことにチャレンジしたいけど、具体的に見いだせなくて、思い切って海外に求めたというのもあります。
同時に、仕事の安定や、結婚の道へ進む覚悟もなかったんですよね。
私がオーストラリアに来たのは30歳目前のいわゆるアラサー。
充実と不安、安定と挑戦、相反する思いに悩むのが、この年代なのかなぁって思うんですよね。
今日はそんな、きっかけになった話です。
【アラサー看護師】の私がオーストラリア行きを決めるまで
当時の私は大学病院で8年目、それ相応に人間関係がいい現場でチームリーダーもこなしながら、居心地よく仕事をしていました。
独り身でお金もあるから、国内海外問わず旅行に行きまくり、洋服も買いまくり、美容にもお金をかけ、外食もいっぱいしてという独身を謳歌しまくった生活(楽しかった!)。
彼氏もいたし、いわゆる20代の女性が歩むような、充実した生活をしてました。

毎年、今後の方向性を師長と話し合う調査面接では、”いつか海外に行ってみたいなと思っています”とは言っていましたが、具体的な計画はナシ。
でもこのまま仕事漬けの人生も違うなぁ、と思っていました。
“辞めたくなった”と書くと語弊が出るかもしれません。
別に辞めたいわけじゃなかったんです。
私、4年目で転職して地元の大学病院に再就職したんですが、最初の病院の頃は、とにかく辞めたかった。何が何でも辞めたかった(笑)
給料やボーナスはよかったけど、キャリアアップには限界を感じる職場でした。
その上ドクターが横柄過ぎて、リーダーやるたび嫌気がして、ピッチ鳴らすの胃が痛かったのなんの。
出来たらピッチに出てくれなくていいから、次の勤務帯に引き継ぎたいくらいw
明日の採血伝票出てないってコールしたら、

そっちがチェックするの遅かったんだよね!?俺今日書かないから!
って逆切れされたとか朝飯前。(きっと今は電カルで、伝票チェックなんてないんだろうなー)
もっと陰湿で理不尽で嫌なことは、ここには書けませんw (ずっと根に持ってる案件、いくつもあるわw)
脱線しましたが、話を戻すと、再就職した病院は辞めたいわけじゃなかったんです。
むしろ、いい職場環境で働きやすいし、自分の経験を最大限活かせて働けていたので、居心地がよかったんですよね。
ただ、先が見えなかったんです。
チームリーダになったし、このままここにいたら、管理者か専門、認定看護師の道へ行くのかな。
この土地にずっと住むことになるのかな。
当時の彼氏が結婚したいと言ってるけど、このまま結婚して、仕事続けて、家庭を持つのかな。
これで30代は自分の人生に、“納まる”んだろうか、といつも頭の中をぐるぐるしてました。
語弊がない様に言うと、看護師のキャリアを重ねて活躍したり、結婚して家庭を持っている人たちのことを、納まってしまったな~って言ってるわけではありませんので!
あくまで私の、私自身への価値観として、環境も仕事も変わらないでいること、安定に身をゆだねることが怖かったんです。
具体的な道は見えないけど、まだこのまま社会が理想とする人生のルートをたどるには早すぎるんじゃないかと思ったんですよね。
結婚したら、もちろん相手にも相手の家族にも責任が出るし、結婚というもの自体が制約に思えてきてしまって、だんだん重荷になってきてしまったんです。
当時の彼氏が提示する「結婚したら~…」の展望にも、拒否反応出たりして(ごめんなさい)、結婚を望んでない自分にも気づいてしまったんですよね。
女性のキャリアチェンジの1つの目安の30歳という数字。
私もこれを機に変わってみようと思い、オーストラリアへ行くことを決めました。
「30代」という言葉の持つ重さ
30代へ差し掛かろうとしているときって、一番いろんなことに悩んだ気がします。
それは多分、日本社会になんとなくある「30代女性の生き方の模範」に自分が当てはまらずギャップを感じたから。
そして凄く窮屈で嫌だったんですよね。
オーストラリアに来てみたら、働き方も、カップルのあり方も、家族や暮らし方も本当に一括りになることはなくて、そしてその生き方が「普通と違う」と区別されることもなく、そこに居心地の良さを感じたんですよね。
日本だと、30代はそろそろキャリアも結婚も考えなきゃ…という社会の無言の圧がありますが、30代はまだまだですからね!
もしアラサーで挑戦に悩んでいるナースさんがいたら、ぜひ臆することなくチャレンジしてほしいと思ってます!
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