オーストラリアのあちらこちらのお店で目にする、ポツポツしたカラフルなシリコン。
道行く子どもたちも手にしてポチポチやっているアレ。

あれは一体なんなの?
その正体は、オーストラリアではPOP ITと呼ばれるフィジェットトイの1つ。
日本では、プッシュポップバブルとか、スクイーズポップバブルなんていう名前で呼ばれていますね。
今回は、今オーストラリアで大ブームなPOP IT/プッシュポップバブルをご紹介します。
プッシュポップバブルってなに?


プッシュポップバブルとは
プッシュポップバブルとは、たくさんの半円系の丸(バブル)が並んでいるシリコンシート。
最近では、円形や四角のシンプルな形以外に、様々な形、カラーが販売されています。
遊び方は単純!
バブルを押したり押し戻したりして、ポコッと弾ける感覚を楽しむという、非常に単純で一見無意味なシンプルなおもちゃです。
とりあえず、下の動画でも見てください。
▼こちらの動画を見ると、ポコポコやりたくなって、絶対にウズウズする(笑)!
さして興味がない私でも、
無償にムズムズするのです。
これが、
- ストレス解消
- おちつく
- インテリジェンスを高める
- 自閉症の人にも好まれる
などの理由で人気に火が付き、2021年の年明けくらいから、子どもたちの間で爆発的なブームになっています。
プッシュポップバブルを買ってみた
わが家の子どもたちが買ったのは、同じくレインボーのこちら。


梱包に使う、透明なプチプチシートを潰す感覚と似ているかも。
わが家の子どもたちが持っている約12cmの物が、だいたい1つ$5~7(約500円前後)。


大きい物だと$10以上(約1000円前後)。
親目線からだと、



えぇぇぇー、こんなのに$10!
とか文句出そうなところをグッと飲み込み、子どもたちは自分のおこずかいで買うというので、任せました。
すごーく単純な商品なのに、開発した人すごいよなぁと思っちゃいますね。
指サック集めた様な物なのに!(指サックってみんな分かるかなー笑
ハンドスピナーに取って代わって、一気にフィジェットトイの人気商品になりました。
プッシュポップバブルはどのようにして始まった?
プッシュポップバブルの先駆けは、
2018年にアメリカで開発された、POPIT PALというフィジェットトイ。(フィジェットトイについては、後述します)
POPIT PALとはどんなおもちゃ?
これ、どんなおもちゃかといいますと、なんと「ニキビの芯を絞り出すおもちゃ」です(笑)
シリコンシートに細かな穴が空いてて、そこをギュっと押し出すように潰すと、
ニキビの芯の様に、ジェル状の物体が飛び出すわけです。
なんて悪趣味(笑)
▼苦手な人は、閲覧注意!▼
でもこれ、SNSを中心として口コミで広がり、
販売開始から8日間でなんと売り上げ10万ドルを達成!
POPIT PALそのものを楽しみたい人や、皮膚を掻きむしってしまう病気の人を助けるなど、様々な場面で手にされることになったんですよ。
まさにアイデア勝負品!
参考記事>>How We Turned A Pimple Popping Toy Into $100K In One Week
プッシュポップバブルの人気の始まり
現在人気のプッシュポップバブルシートの最初の販売元は不明ですが、
元々Amazonなどのオンラインで取り扱っていたそうです。
これを購入した子どもたちがTik TokやInstagramで共有することによって、
プッシュポップバブルは一気に人気に火がつきました。
まさに、最新の流行はTik Tokから生まれるという成功パターンですね。


fidget toy(フィジェットトイ)とは?


ところで、先ほどから「フィジェット」という言葉を使っていますが、
そもそもどんな意味?どんなおもちゃのことを指すの?
と疑問に思っている方もいると思います。
fidget(フィジェット)とはどんな意味?
これまでに人気になった、
- ハンドスピナー
- スクイッシーズ
- ルービックキューブ など…
動作が単純で、指先が手持ち無沙汰の時に手慰みに使うおもちゃを総称して、
fidget toy(フィジェットトイ)と呼びます。
フィジェットトイの効果
フィジェットトイは、単純に手慰みおもちゃとして使う以外にも、
自閉症やADHDのセラピーに用いるツールとしても注目されています。
こちらの記事には、脳科学者の茂木健一郎さんのコメントも。
“フィジェット”って直訳すると、そわそわやモジモジする、何かをいじりまわすみたいな意味なんです。ハンドスピナーをくるくる回す、つまりフィジェることで、緊張やフラストレーションの解消に効果があるとか、気持ちが穏かになるという効果もあるようです。
@DIME 【あの人の愛用品】脳科学者・茂木健一郎さんの「フィジェットキューブ」
フィジェる(笑)。
また新しい言葉の使い方がきましたね。
確かに学生の頃、課題を考えるのに無意識に鉛筆や消しゴムを回していると、ふっとアイデアが浮かんだり、
子どもたちもPOP ITを無心に押して集中しているときあるんですよね。
となると、手慰みの物って、緊張をほぐして、やわらか~い思考状態にするのに一役買ってくれるお助けアイテムになるのかもしれませんね。
最近お疲れだったり、仕事でピンと張り詰めているって人は、フィジェるを取り入れてみてはどうでしょうか。
プッシュポップバブルはどこで買える?
日本だと、楽天、Amazonで見つけることが出来ます。
価格は1つ約600~2000円。
ワントーンより、やっぱりレインボーの方が目を引きますね。
輸入製品なこともあり、海外よりは取り扱っているデザインやカラーが少ない印象はあります。



追記:最近では、日本でもだいぶカラーやデザインが充実してきました!
メジャーなのは、お値段も手ごろなこちらのタイプ。
かわいいデザインだと、価格もちょっと上がりますね。



1~2歳くらいの乳幼児が使うには、12㎝以上はある大きさの方が手にしやすいですよ。
うちの1歳児(もうすぐ2歳)も、ドライブ中によくポコポコやっています。
最近では、特大サイズも出てきましたね。
机とかに置いて、ひたすらポチポチしたり、
サイコロを使って、2人で交互に出た目の分だけポチっとしながら進む、という遊び方もできそうです。
30cm×30cm!
ちょっと変わり種タイプもあります。
光るゴジラ
キーホルダータイプ
まとめ
オーストラリアで、子どもたちに大人気のプッシュポップバブルについて紹介しました。
プッシュポップバブルは乳幼児や赤ちゃんにも感覚遊びとして使えたり、シリコンなのでお風呂場でも遊べるので、フィジェットトイとしては幅広く使えます。
夏場は、おうちのプールで遊んでもいいですね。
気になった方は手に取って、フィジェってみてくださいね。


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