海外からリアルタイムで日本のテレビを見るには、どうしたらいいんだろう?
海外で生活していて、
- ニュースや話題の番組をタイムリーに見たい
- 好きな番組やスポーツをリアルタイムで見たい
- オリンピックなどの国際スポーツを日本の解説で見たい
- 日本のお茶の間にいる様に生活したい
こんなお悩みありませんか?
海外でテレビ環境を整えるのは、意外と簡単にできますよ。
今回は、日本のテレビをリアルタイムで視聴する方法をまとめてみました。
日本のテレビをリアルタイムで視聴する方法
海外から、リアルタイムで視聴できるベストな方法は3つ。
- ガラポンTV(機材設置必要)
- WAVECAST(機材設置必要)
- Smart Cloud Serviceが提供するアプリ(機材設置不要)
Smart Cloud Serviceは、iSAKURAという名前で親しまれたアプリを提供していた会社で、アプリの名前には聞き覚えある方もいるんじゃないでしょうか。
※2022年1月現在、iSAKURAアプリの配信は終了し、新しいアプリが配信されています。
それぞれを見ていきましょう!
機材設置の手間は取りたくないので、アプリに興味がある!という人は、Smart Cloud Serviceの項目までジャンプして読み飛ばしてください。
ガラポンTV(機材設置必要)
こんな人におすすめ
安さ重視で、視聴環境を整えたい人に使えるのが、ガラポンTV。
- とにかく安くテレビを見たい人
- 居住国の通信状態が良くない人
- ガラポンTVをセットできるテレビ環境が日本にある人(実家など)
- 地上デジタル8チャンネルだけ見られれば十分な人
ガラポンTVは、日本の自宅にセットするタイプの「録画機」です。
録画した番組を、海外からインターネット経由で視聴します。
地上デジタル放送8チャンネル分の、
- リアルタイム視聴
- 録画視聴(最大2週間の全録画)
が可能。
※地上デジタル放送8チャンネルとは(例:関東)
- NHK総合
- NHKEテレ
- 日本テレビ
- テレビ朝日
- TBS
- テレビ東京
- フジテレビ
ガラポンTVの使い方
まず、ガラポンTV販売元から、ガラポンTV本体をレンタルします。
あとは手順通りに自宅のテレビに接続するだけ。
リアルタイム視聴や、録画した番組は、スマートフォンやアプリから見ることができます。
設置するために、事前に必要なこと
- 自宅に地上デジタル放送のアンテナがある
- LAN環境がある
- 視聴できる端末(スマートフォンやパソコン)がある
※ガラポンTVはLANでの優先接続を推奨していますが、無線でも可。無線の場合は、別途接続品を購入する必要があります。
この条件がそろっていれば大丈夫だよ
★先に公式サイトを見たい人はこちら>>ガラポンTV
ガラポンTVのメリット
①8チャンネル分のテレビ番組を2週間分自動録画
ガラポンTVは、地上デジタル8チャンネル分を、24時間×2週間分、自動録画してくれます。
見忘れた~!録画忘れた~!という心配がなく、後でゆっくり見返せるよ。
②オフラインでの視聴が可能
利用者にとって嬉しいのは、ガラポンTV専用のアプリをダウンロードしておけば、オフラインでも見られること。
外出先や移動時間でも、スマホやパソコンのデータ量を気にしなくてもいいね。
③遅い回線(3G)でも大丈夫
ガラポンTVの視聴環境は、3Gでも問題なく見られるところがポイント。
海外って、都市部でも日本のような優れた通信環境があるところばかりじゃないんですよね。
メルボルンもまだまだ遅くて、日本に行くとその速さにびっくりするもんね。
都市部でなければなおさら。
3Gでの視聴環境が整う商品は、他にはないんじゃないでしょうか。
ガラポンTVのデメリット
①設置できるテレビ環境が必要
実家なり、友人宅なり、設置できるテレビ環境が必要になります。
設置してもらえる場所がない人や、すでに海外にいる場合は、日本国内にいる人にお願いしなければならないので、ちょっと手間ですね。
②画質がそれほどよくない
ガラポンTVは、ワンセグ画質なので、画質自体は劣ります。
その分、データ量が少なく、通信電波が弱いところでも受信できるメリットにつながっています。
③BS、CS放送は見ることができない
ガラポンTVは、地上デジタル放送8チャンネルのみの対応です。
BS、CS放送まで見たい!という人には、WAVECASTかアプリがいいよ
④必ずしも8チャンネル分見られるとは限らない
例えば、お住まいの地域によっては、地デジ7チャンネルしか見られないところもありますよね。
その場合は、ガラポンTVで見られるチャンネル数も7チャンネルです。
その分、通常の2週間よりやや多く録画できることになるよ。
ガラポンTVをテレビで見るには
ガラポンTVは、スマートフォンやパソコンからの視聴です。
テレビの大画面で見たい場合には、2つ方法で可能になりますよ。
- パソコンとテレビをケーブルで繋ぐ
- テレビにPC用入力端子(HDMIなど)があればOK
- テレビにPC用入力端子(HDMIなど)があればOK
- ミラーリング機能を利用する
- ミラーリングやChromeCastを使う
▼実際にテレビに接続した様子はこちらで▼
ガラポンTVの使用料
月額 1,250円/月(端末は無料)
2か月無料キャンペーンも実施されているので、まずは使い勝手を試してみるといいですよ。
★公式サイト>>ガラポンTV
ガラポンTVはこんな人におすすめ
自宅に設置しておくだけで、海外からインターネット経由で見られるガラポンTV。
- 安さ重視で選びたい人
- 画質よりも、自動全録画に魅力を感じる人
- 居住国の通信状態が良くない人
- ガラポンTVをセットできるテレビ環境が日本にある人(実家など)
こんな人に向いている方法ですね。
★公式サイト>>ガラポンTV
すでに海外にいて、リアルタイムで視聴方法を探している人は、次のアプリを参考にしてみてくださいね。
WAVECAST(機材設置必要)
こんな人におすすめ
- WAVECASTを設置できる環境が日本にある人
- 高画質でテレビを見たい人
- ついでにVPNも使いたい人
- 買い切りで使いたい人
高画質なフル地デジを楽しみたい人向けなのが、WAVECAST。
VPNも搭載しているので、VPN経由でVODなどのコンテンツも見ることができます。
WAVECASTの使い方
公式サイトからWAVECAST本体を購入し、
自宅のアンテナ線とネット線と接続します。
WAVECASTのメリット
①高画質なテレビを見られること
WAVECASTはフルセグ放送なので、ガラポンTVと違い、高画質で視聴できます。
高画質の映像を見られる放送を、フルセグと呼ぶよ
②初期費用以外かからない
機材買取型なので、月額・年会費といった支払いが必要ありません。
③VPNを搭載している
VPNを個別に契約する必要がありません。
WAVECASTのデメリット
①初期費用が高い
WAVECASTは最初に機器を購入する必要があります。
地デジのみ
- 録画100時間 39,980円
- 録画270時間 44,980円
地デジ+BS/CS
- 録画100時間 45,980円
- 録画270時間 50,980円
高画質でVPN搭載となると、やはりお値段も高くなります。
WAVECASTはこんな人におすすめ
- 高画質でテレビを見たい
- VPNも使ってVODコンテンツも楽しみたい
- 買い切りで使いたい
こんな人には向いています。
★公式サイト>>WAVECAST
とはいえ、ガラポンTVと同様、日本の自宅に設置する必要があるので、手間にはなりますよね。
海外にいながらもテレビ環境を整えたい!という人は、次のアプリがいいんじゃないでしょうか。
Smart Cloud Serviceのアプリを使う(機材設置不要)
とにかく手軽に日本のテレビを楽しみたいなら、アプリが簡単!
こんな人におすすめ
- すでに海外在住の人
- 機材設置等が手間な人
- 地上デジタル放送だけでなく、BS、CSも見たい人
に便利なのが、Smart Cloud Serviceが提供しているアプリ。
専用アプリを、スマートフォンやパソコンにダウンロードするだけで、
日本のテレビのリアルタイム視聴&見逃し配信が可能になります。
また、各アプリの指定期間内で、全チャンネルが自動録画されます。
設定はオンラインで全て完了するから、楽ちん
★公式サイト>>Smart Cloud Service(サイト調整中)
※新規アカウント登録の場合はヘルプセンターから直接問い合わせてください。その際こちらのサイト【めるじかん】を参照されたことを添付していただくとスムーズです。
使えるアプリは3種類
現在、こちらの会社が提供しているアプリは、
- Japan TV
- Muji TV
- NewHome
の3つ。
それぞれのアプリの違いは、視聴可能な放送局数と録画期間、画質です。
ただ、画質自体はそこまで大差ないので、それほどこだわらなくてもいいかな、という印象。
3つのアプリを簡単に比較しますね。
Japan TV
▶幅広くテレビを見たい人向け
地上波、BS、CSと幅広いチャンネルが視聴可能
チャンネル数に応じて、4つのプランから選べる
- Japan TV mini 30 チャンネル ($17/月~)
- Japan TV Basic 54 チャンネル ($22/月~)
- Japan TV Standard 73チャンネル ($26/月~)
- Japan TV Deluxe 100チャンネル ($30/月~)
録画再生期間 30日間
Muji TV
▶地上波キー局メインで見られればいい人向け
地上波のみと、地上波+BSチャンネルの2つのプラン
- Muji TV 56 チャンネル($20/月~)地上波+BS
- MUji TV mini 16 チャンネル ($8/月~)地上波のみ
録画再生期間 2週間
NewHome
▶画質と通信の安定性が一番良い
地上波、BS、CS合わせて74チャンネルが視聴可能
- NewHome ($25/月~)
録画再生期間 30日間
より詳しいプラン、画質については、下の記事内で紹介しています。
▼こちらの記事からどうぞ▼
それぞれのアプリを使ってのテレビ再生動画も記事内に載せてるよ。参考にしてみて下さいね。
先にサイトを見てみたいという人は、
★Smart Cloud Service公式サイト(サイト調整中)
※新規アカウント登録の場合はヘルプセンターから直接問い合わせてください。その際このサイトを参照されたことを添付していただくとスムーズです。(日本語でok)
へアクセスしてみてください。
Smart Cloud Serviceのアプリのメリット
①機材設置が不要
面倒な機器設置が必要ない!
海外から、いつでも契約・視聴できるのも便利。
②チャンネル数が豊富
地上波のみでなく、BS、CSにも対応しているので、幅広いチャンネルを見たい人には最適。
最小プランでも16チャンネルと、十分に楽しめます。
③テレビの大画面でも視聴可能
Android TV、Amazon Fire TV Stickを使用することで、テレビでも視聴可能です。
Smart Cloud Serviceのアプリのデメリット
①オフラインでは使えない
インターネットを経由する必要があるので、オフラインでの使用はできません。
②プラン申し込み後のキャンセルは不可
月額、年額と支払い方法がありますが、申し込み後のキャンセルはできません。
どのプランも、お試しプランが用意されているので、視聴環境の確認のためにも、まずはトライアルしてから申し込むことをお勧めします。
Smart Cloud Serviceのアプリは、こんな人におすすめ
チャンネル数が多く、全チャンネル録画ができるこのアプリは、
- すでに海外在住の人
- 機材設置の手間を省きたい人
- 地上波だけでなく、BS、CSも見たい人
には、もってこいです。
リアルタイムでなくても、日本の番組を見る方法
リアルタイムでなくてもいい場合は、
VPNを使って、動画配信コンテンツを見る方法が簡単です。
TVerは、放送直後から番組が配信されますし、過去のドラマやバラエティーを見るのも楽しいですね。
TVerやAbemaTVなどの動画配信コンテンツは、海外からそのまま見ようと思っても、アクセスブロックがかかり見ることができません。
そのブロックを外す方法が、VPNというサーバーを利用する方法です。
簡単かつ、月額数ドルから使用できるので、リアルタイムにこだわらなければ、おすすめの方法です。
VPNについては、下の記事を参考にしてみてくださいね。
SlingBoxの配信が終了になる
ところで、リアルタイム視聴が可能になる方法の1つとして、SlingBoxがあります。
こちらも有名で人気な方法ですよね。
SlingBox本体は3万くらいするんですが、一度設置すれば使用料がかからないのが魅力的!
私も実家のテレビに接続して、2015年から使っているんですが、こちらは2022年9月にて配信サポートが終了しました。
動画配信コンテンツ等に押されてきたところもある様ですが、
うーん残念!
まとめ
海外から日本のテレビをリアルタイム視聴できる方法をまとめてみました。
実際のところ、そんなに日本のテレビを見るかな?と思う人もいるかもしれませんが、
私の場合は、朝にお弁当作りながら情報番組をつけたり、
家事をしながらタイムリーなニュースを聞いたり、
リアルタイムでテレビが見られることで、日本とつながってる嬉しさみたいなものがあるんですよね。
日本への恋しさを、ちょっと埋めてくれるテレビ、今日から使ってみませんか。