ママ友ってなんか苦手
ママ友ってめんどくさい
海外来てまで日本人のママ友との付き合い方に悩みたくない!
長女を出産した8年前の私はそんな感じでした。
でも、ただでさえ手探り状態の育児を、慣れない土地でする。
その助けになるのもまたママ友なんですよね。
今回は、オーストラリアで3人の子育てをする私が、
- ママ友という付き合い方を通して考えたこと
- 日本人のママ友と付き合うメリットとデメリット
- 慣れないママ友とうまく付き合うコツ
をお話ししてみようと思います。
付かず離れず、ちょうどいい距離感を持つことで、ママ友は心強い味方になりますよ。
海外在住日本人のママ友との付き合い方に思うこと

そもそも私自身、ママ友っていう言葉が好きじゃないんです。
ママ友って単語が持つ圧が凄い(笑)
今回は、”子育てを通して知り合った友達”を形容するため、あえてママ友という言葉を使っていこうと思います
私の子育て状況
オーストラリア人の夫+3人の子ども
永住者が多いエリア在住
日本人ママ友は永住者がメイン
駐在や留学で来られた方とは、少し日本人コミュニティに関しての状況が異なると思います。
女子グループは、そもそも苦手
中学時代の、思春期女子の特有の仲間外れやいじめの経験をしてきた私にとって、
女子グループってのは本当に嫌気がさすほど苦手です。
その時の経験のおかげで、
- 人を見極めて、付かず離れずのちょうどよい距離を保つのが上手くなった
- 1か所に属さずに、心地よい一匹狼でいられるバランスを上手に保てる
という、人との距離と自分の守り方を身に付けることはできたので、
経験は全然ありがたくないけど、経験値は上がった通過点ではあったと思います。
それでも長女が生まれて必死だった頃
長女が生まれた頃は、そんな私でも、
ママ友つくらなきゃ!と必死になっていた時期があります。
今でも、あの時のスイッチをはっきり覚えてます。
友人を通して知り合った、同じ月齢の娘を持つ人から、
『うちはリトミック始めようと思ってるんだ~うりんこさんちは、何か行ってる?』
とメッセージが来て、

えっー!1歳のうちから習い事するの?



そんなのどこに情報あるの?



そもそもリトミックって何~!?
と、世間から置いてけぼりを食らったような、
”このままじゃだめ”という圧力が、子育て初心者の私に乗しかかった様な感覚を持ちました。
わたし、もしかして無知でズレた子育てやってんのかも…
それまで感じなかった焦りに、じわりじわり襲われました。
始めようとすると、わからないことだらけ
このままじゃうちの娘、置いてけぼりくっちゃうんだろうか。
いや、私自身が置いてけぼりになっちゃってるんじゃないか。
そんな焦りから「何か」を始めようとするんですが、何をすればいいのか分からない(笑)
- ローカルの育児情報をどうやって集めたらいいの?
- どんなイベントに行ったらいいの?
- どうやって探すの?
- テレビ番組は何がいいの?
- 赤ちゃんのうちから習い事するの?
ママ友もおらず、
今みたいにfacebookもツイッターも盛んじゃない頃だったので、
手あたり次第、偶然に知り合ったママさんに声をかけて連絡先を交換するという、ちょっとしたナンパを繰り広げていました。
きっと、
大丈夫だよと言ってくれる人とか、
在り方のロールモデルになる様な存在が1人くらいいたら、
もう少し気楽に構えられていたかもね、なんてあの時の自分に思います。
日本人のプレイグループに行ってみる



集団ていうのは苦手だけど、
それでも家に子どもと籠り気味でも疲れるし、話をする相手が欲しい。
子育てや、子どもの成長の指標が欲しい。
そんな時に聞いたのが、プレイグループという存在。
どうやらメルボルンにも、日本語のプレイグループというものがあるらしい…
当時はネットを検索しても全然情報がなく、英語検索でやっと見つけることができました。
日本人のプレイグループに参加する
ありがたいことに、私の生活圏内にに2か所のプレイグループを発見。
そのうちの1つに参加する様になりました。
参加しているママさんの雰囲気も良かったし、
細かいルールとか係もなかったので、気楽さ重視の私には合ってました。
私が子育てで知りたかった、
- どんな時期にどんなことをしているか
- どんなことが問題になってくるのか
- どうやって情報収集したらいいのか
というポイントが、解決されていったのが大きな収穫。
そこから、プレイグループ以外でも一緒に遊ぶ機会も増えていきました。
子どもを通して遊ぶようになったけれど、そうやってプライベートでちょくちょく会えるのって、結局自分と気が合う人なんですよね。
ママ友という枠を超えて、友だち付き合いが出来る様になってから、もっと肩の荷が下りて楽になりました。
必要なのは、ママ友ではなく友だち
結局ここなんじゃないでしょうか。
先に書いた様に、私はグループとか好きじゃないし、人脈をどんどん広げるのも疲れてしまって得意じゃない。
気兼ねなく連絡取り合って、キャッチアップしている友達は3人ほどですが、これで十分。
いかに、子どもを通した相手ではなく、自分の友人として付き合えるか。
そういう相手でなければ、わざわざ異国の地でストレス抱えてまで付き合う必要はないと思ってます。
日本人のママ友がいるメリット


結果的に、ママである気の合う友人たちと付き合っているので、それをママ友とすれば、私はほぼメリットと感じています。
子育ての情報交換ができる
- イベント、習い事の情報交換
- サイズアウトした子どもの洋服やおもちゃ、本など譲り合える
日本語で話を聞いてもらえる
- 子どものこと、旦那のこと、家族のこと、日本語の愚痴でストレス発散!
子ども同士日本語で遊ばせられる
- 日本語の習得につながる(小さい頃からデイケアに行っていたりすると、現地語が強くなる傾向にあるので、遊びを通して日本語が使えるのは大きなメリット)
子育てを助け合える
- 学校のピックアップや、子どもを交代で預かったりできる
- 生活のいろんな場面で助け合える
和食のおすそわけ
- 人の作ってくれたものって美味しい!それが和食ならば、なおさら
日本人のママ友のデメリット


私個人についていえば、友だちは選んでいるし、居心地の悪い環境には身を置かないので、正直デメリットを感じたことはありません。
ここでご紹介するのは、私の友人たちの体験です。
結局日本人のママ社会になる
これは駐在の友人からの話ですが、駐在員のコミュニティとなると、永住組のコミュニティより日本の社会感が強いそうです。
グループでのルールとか、礼儀なんかが大変みたいです。
旦那さんの職業や役職に探りをマウント取り合いもあるそうで…こわい。
女性のグループの面倒くささ
女性のグループって、子どものころから誰かを否定したり、仲間はずれにしたりして結束力を強めますよね。
結局、そういう人達がそのまま大人になってグループを作る。
すると、またそこに変わらない負の連鎖が起こって、新しい標的を探してはケチ付けてみるの繰り返しが起きたりするんですよね。
SNSでグループを作る傾向がある
例えば、ライングループとか、メッセンジャーグループとか。
まだフェイスブックのコミュニティだったらいいんです。
あくまで、メンバーへの情報共有を目的としているから。
でも、ラインとかメッセンジャーでのグループ化って、リーダーが必ずいるし、返信とか考えちゃうと面倒くさいですよね。
ママ友とうまく付き合うには
ここでは、あえてあまり深入りしたくないママ友と関わらなければいけない場合の、私の対策をご紹介します
ポジティブにかかわる
たとえ八方美人と思われてもいい(笑)!
その時は、相手にとってマイナスな印象を与えない様に、しっかり挨拶して、にこにこ応対しておく。
深入りしない
話題にあがったこととか、相手の生活などに、深入りしすぎたり自分の意見を主張しすぎるのも後々面倒です。
誰かターゲットを決めての悪口だったり始まるようであれば、絶対乗らない様にしましょう。(そもそも、そんな人とは付き合わないに限る、ですが)
器用につかず離れずくらいでいるのがちょうどよいです。
うまくフェードアウトする
グループの集まり、補習校や習い事の送り迎えなど、なるべくサーっと捌ける様にしています。
その時に、あいさつをきちんとしておくとか、ポジティブな印象を残しておくことも忘れずに。
面倒くさかったら、旦那さんに送迎等はお願いしてもいいですね。
自分のスタンスを決めておく
グループで集まったり、面倒だなぁと感じることってあると思うんです。
そんな時は無理に参加しなくてもいいと思ってます。
それでも毎回断るのもなーというのもあるので、私の場合は、お誘いしてもらったら、そのうちの1回くらいは参加するようにしています。
普段から家族でよく出かけるスタイルであることとか、趣味で忙しいとか、そういうのも印象付けておくのも手ですかね(笑)
まとめ
日本人のママ友付き合いについて書いてみました。
子育て初心者、どういうルートを歩けばいいか分からない焦りを抱えていた私にとっては、
ちょうどよい距離感で付き合える日本人のママ友と出会えたことは、自分にとっては一つの指標になったし、
構えていたような拒否反応が出る場でもありませんでした。
ただ子どもが小さいうちは、どうしてもママ側が主体的に友達探しに動くので、
ママ友と合わなくても付き合おうと思ったり、
ママ自身もストレスを感じやすいかもしれません。
でも、子どもも成長するにつれて、性格も行動も選ぶ友達もどんどん変わっていくので、関わるママさんも変わっていく。
ママ自身も、子どもの手が離れるにつれ社会復帰したり、子どもの生活を通したローカルのママさんとの付き合いも増えてきます。
なので、もし異国の地でまで日本人ママとの関わりに難しさを感じるなら、
あえてママ友を作る必要はないと思ってますし、割り切っちゃうことも大事です。
最近では、現地の子育て情報は、フェイスブックの現地グループや現地情報サイトがかなり充実していますよね。
気の合う人が見つかるまでは、そういうところから情報収集できるので、
そこまでママ友にこだわらなくても大丈夫!
それよりも自分の友達とか、何かあったらラインやメールで連絡取れる日本在住の友達がいた方が、よっぽど助けになるし支えになります。
ただ私の場合は、ママという共通項を通して気の合う素敵な友人に出会えたことは、ここで暮らしていく大きな財産になりました。
あまり力を入れ過ぎず、いいタイミングでいい友人に出会えたらいいなくらいで、ママ友を探したり、付き合いをしていくといいんじゃないかなと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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