海外での子育てがつらい。日本に帰りたくなることもあった日々。

オーストラリア生活11年目、3人の子育てをしているうりんこです。

今でこそ、手抜きポイントを見極めて3人の子育てこなしている日々ですが、

海外で1人目の子育てをしているときって、めっちゃしんどいですよね。

私もマタニティーブルーも相まって結構しくしくしていたし、

旦那との子育ての方針が合わないとか、ちょっとした態度だったりでピリピリしていたこともしょっちゅうでした。

目次

海外での子育てがつらい。日本に帰りたくなることだってあるある!

1人目の子どもを妊娠していた時、私は結構余裕があったんですよね。

旦那には、日本で産んでもいいんだよって提案もされたんですが、

  • 私なら多分大丈夫(根拠のない自信)
  • 国籍とか書類関係が面倒くさそう
  • 旦那の父性を高めたい

等の理由で、オーストラリアで出産することに決めました。

海外での子育て、産後にその辛さを知る

無事出産を終えて、いよいよ赤ちゃんと共に帰宅。ここから真のしんどさを知ることに。

パートナーにいらつく

初めての子ども、旦那は私のことも赤ちゃんのことも、それはそれはかいがいしく世話を焼いてくれました。

なんですけどね、あれもこれもどんどん勝手にやっちゃう訳ですよ。

旦那も気持ちが高ぶっているのは分かるんです。けど、勝手に沐浴だの、tammy time(腹這い)だの、外気に当てるだの始めちゃう。

何より”初めてのベビーカー”とか”初めての哺乳瓶”とか、初めてやることを、ことごとく取られるわけです(笑)

今でこそそんなんでピリピリしてたことに笑っちゃうんですけど、

私がお腹痛めて産んだのに!いいとこ取りしやがって!って神経が逆立ってました(笑)

後で知ったのが、これはガルガル期と呼ばれる時期であること。

ガルガル期とは、産後のホルモンバランスの乱れによって、お母さんの体調や精神状態が不安定になってしまう時期のことです。必要以上にイライラして、攻撃的になったり警戒心が強くなったりするという症状があります。

MIMI STAGE

ホルモンがそうさせている上に、異文化同士だとさらに厄介。

もうこれは身体の回復を待ちつつ、自分の気持ちを癒してあげるしかないんですが、

  • 攻撃的にならない様に、相手に気持ちを伝える
  • 自分の好きなことで気分転換を図る
  • 友だちや家族とたくさん話す

をしながら、楽しい気分になる時間なるべく多くしていきました。

ちなみに、私は『水曜どうでしょう』をほぼコンプリートして観てました!笑うって大事!

今ではTwitterなんかも盛んですし、話し相手がいなければ、そこで吐き出してみるのもひとつの方法です。

\ 日本のテレビを見ながら気分転換! /

頼れる親がいない

当時まだ母親も働いていたし、前途した様に根拠のない自信があったので、「わざわざ来てくれなくても大丈夫だよ」と伝えていました。

もうすっかりなめてましたよね。

ガルガル期で旦那のことは嫌になるし、マタニティーブルーで気持ちも浮き沈みする。

自分のことも満足にできないうえ、こんな時期だからこそ欲する和食も食べられない。

産後に手伝ってくれる人が必要なのは、物理的なお世話だけじゃなくて、精神的な支えになるんだとこの時に気づきました。

今は世の中がパンデミックで大変ですが、

もし手伝いに来てくれるという心強い人がいるなら、甘えてお願いしちゃっていいと思います。

その逆で、里帰り出産が可能ならば、それも選択肢としてありです。

わが家の場合はその後、娘が5か月になった頃に母親と妹が会いに来てくれました。

2週間ほどの滞在でしたが、気兼ねなくお願いできるし、あやしてくれるし、一気に張り詰めていたストレスが緩んで本当に助かりました。

たった2週間でしたが、母の抱っこと子守歌で寝るようになった娘。

母と妹が帰った後、娘を寝かしつけてくれていた母の姿を思い出して、「日本に行きたいなぁ…」ってしんみり泣いていたのも、あの日の思い出です。

育児の勝手がわからない

海外で育児だと、育児方や育児用品など、なおさらイメージつきにくいですよね。

私が妊娠した当時は、まだメルボルンに住む出産経験のある友達がいなかったし、情報をどうやって集めればいいのかも分かりませんでした。

特に私は産後、すぐに母乳が出なかったんですよね。

だけど助産師さんには「ちょっとでも出てれば大丈夫、何回も飲ませていれば出るようになるから!」と言われ、そうなのかと思いながら退院。

でもやっぱり自分で絞ってみても、出てる感じしなかったんです。

翌日訪問してくれた訪問助産師さんから、「赤ちゃんの体重が10%以上減ってる、母乳も出てない」と言われ、不安な思いは的中。

娘には悪いことした気持ちいっぱいで、すぐに粉ミルクを始めました。

日本みたいに産後1週間入院させてくれるわけでもなく、おっぱいマッサージがあるわけでもないので、こういう初めては本当に分からないんですよね。

母乳外来もあるのですが、すぐ見てもらえなかったり。

今なら、Facebookで現地に住む日本人グループやツイッターが盛んなので、そういった場所でどんどん聞いていくといいです。

現地在住の日本人助産師さんがいる場合もありますし、まずは情報集めしてみましょう!

最新の情報や実際の経験談など、リアルな声にきっと助けられますよ。

海外の子育てはつらいけど、良いこともある

海外での子育ては、つらいし孤独になるし、大変なこともたくさん。

ですが、逆にいろいろ周りに干渉されず、自分のペースで好きなように出来るっていうメリットもあります。

日本みたいに電車のベビーカー問題とか、泣き声クレームとか、そういうギスギスした問題は少なくとも私の周りで聞いたことはありません。

差別的な言葉をかけられたこともないし、

みんなバックグラウンドが違うことが前提にあるので、変な注目もなく過ごしやすい。

“海外”とひとくくりは出来ないけれど、少なくともメルボルンでは子連れの時に嫌な思いをしたことはなく、たくさんの人に好意的に接してもらえました。

そういう社会の受け止め方に救われて、いい意味で人目を気にすることなく、ハチャメチャな3人の子育てをやってこれた気がします。

今ものすごく辛くて、もうやだ日本に帰りたい!と思っている人もいるかもしれません。

もしかしたら、ホルモンバランスだったり、余裕の無さだったり、一時的な感情のピークにいる場合もあります。

散歩でもいい、インターネットのコミュニティを通して相談相手を探すのでもいい、

まずは一歩、行動範囲を広げてみてください。

日本とはまた違う環境が、あなたの子育てを手助けしてくれると思いますよ。

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