看護師辞めてワーホリに行ってみようかな、でも生活の変化を海外に移すのはハードル高いな…と思って迷っていませんか?
なんだかんだ安定している看護師の仕事を離れるのって勇気いりますよね。
でもワーホリビザって年齢制限もあるし、昨今のパンデミックの世の中、チャンスっていつでもあるわけじゃないってことに気づいている人も多いはず。
海外で生活するとはいえ、ワーホリは基本1年間。
長い人生のたった1年間だと思ったら、知らない土地で自分を試す冒険をしてみてもいいんじゃないでしょうか。
オーストラリアでワーホリをした経験から、
- 興味あるなら挑戦しよう!と背中を押したい理由
- ワーホリの情報集め
- 効率的に資金を貯める方法
なども合わせて話してみようと思います。
看護師辞めてワーホリに行ってみる?迷っているなら行った方がいい理由

ワーホリビザって、働くもよし、旅するもよし、勉強するもよし。自由に海外生活が送れちゃう夢のようなビザです。
海外で勉強するにしろ働くにしろビザありきなので、こんな恵まれたビザを貰えることがまず贅沢。
迷っているうちにビザの年齢制限が過ぎてしまう
2022年現在、ワーホリの年齢制限は、ほとんどの国が18歳~30歳で、31歳になるまでに申請をする必要があります。
20代では、ひとり立ち出来るようになるとリーダーを任されたり、後輩指導や専門性を磨くなど、キャリアアップの道も考え始めたりしますよね。
プライベートが充実していたり、結婚を考える方もいるでしょうし。
もちろん、キャリアアップやプライベートに焦点を当てるのも大いにアリ。
でも、「今じゃなくていいか…」が積み重なって、行きたいと思っていたら年齢制限を過ぎてしまったから学生ビザで渡航してきた、という元看護師にも何人か出会いました。
学生ビザは就学するためのビザなので、ワーホリの様に自由度は高くありません。
ワーホリばかりは年齢制限がある今しかできないんです。
自分が身を置いた違う世界に、新しい刺激や出会いが待っていると思うと、わくわくしませんか?
医療や介護の現場での人手が足りていないので、就職のチャンスも多い
これは私のいるオーストラリアに限っての情報として話をさせてくださいね。
オーストラリアでは、現在医療や介護の現場で人手が足りていない状況です。
留学生や海外からの移住者に頼っていた職種が、パンデミックの影響で大幅な労働力の不足に陥ってしまったんですよね。
※通常オーストラリアのワーキングホリデーでは、同一雇用主の元で最長6か月(年間)しか働けませんが、雇用の確保のために、2022年末まではその制限が撤廃されています。(情報は随時変わるので、オーストラリア政府のページで確認してください)
なので海外で医療や介護の現場で働いてみたいって人には、今まで以上にチャンスがあるのです。
ただし日本での経験があるとはいえ、オーストラリアで働く場合には資格が必要です。
日本で看護師をしていた人に人気なのが、アシスタントナースという仕事。

この場合、最初に学生ビザでアシスタントナースの資格を取り、それからワーホリビザに切り替えて働くという方法が最適です!(私もこの方法でアシスタントナースしてました)
実際に私の体験談のリンクを、この記事の最後に載せておきます。アシスタントナースの働き方に興味がある人は、参考にしてみてくださいね。
一旦看護師の仕事を離れても、身体はちゃんと覚えているよ
とはいえ、せっかく積み上げてきたキャリアを離れてしまっていいのかなぁという不安もありますよね。
私は最初に勤めた大学病院を4年目に退職し、その後カナダへ行き、次にまた4年間地元の大学病院で働いた後オーストラリアに来ました。
私も正直「ここで辞めたらまた一からやり直しかぁ…」っていう気持ちもありました。
でも一旦辞めてもね、身に付けた技術や経験ってそう簡単に衰えません。
新人の頃からあれだけ頑張ってきたもの、再就職するとすぐに感覚は戻るもんです。
なので、もしキャリア的なことで不安があっても、自分の経験はちゃんと活かすことができるので、そこはあまり心配しなくてもいいです。
それにワーホリの1年間て、新しい環境と刺激がいっぱいであっという間ですよ。
仕事辞めても、すぐに再就職できる強み
離職しても心配いらないのは、これに尽きますよね。
やっぱり看護師の免許は一生もの。ありがたいことに常に求人がありますし、復職に困らない。
20代のうちだと、再就職しても若さゆえの適応力もありますからね。
海外でのアクティブな経験を通して、新しい刺激を求めて離島ナースに応募したり、ワーホリの経験を活かして、次の留学や違う国へのワーホリのために貯金する!という友人もいました。
海外での挑戦を通して、日本でも環境の変化を楽しみ、縛られない自由な働き方へシフトしていくからかもしれませんね。
ワーホリに興味があれば、まずは情報収集から

とりあえず興味を持っているのであれば、まずは情報収集ですね。
今はググったり、SNSを探せば、大抵の情報はすぐに手に入ります。
ワーホリに行った人のブログやSNSをフォローする
リアルな体験談を聞きたいのなら、ワーホリ経験者の声を聞くことが一番ですね。
特にツイッターは、最新の有益な情報がスピーディーに更新されているのでおすすめ。
ワーホリならではの仕事や学校の裏情報など、まずは行きたい国のワーホリをしている人をフォローしてみるといいですよ。
エージェントに問い合わせしてみる
エージェントに行けば必要な情報を得ることはできますし、ネット上で資料請求することも可能です。
エージェントも利益を得るのが仕事なので、語学学校やホームステイを推してきますが、そこは覚悟の上で賢く使っていきましょう。
ちなみに、エージェントには
- 有料エージェント
- 無料エージェント
があります。
相談や資料請求の段階では影響しませんが、手配の段階で料金の発生有無が分かれます。
★有料エージェント
有料エージェントは、語学学校申し込みや、ホームステイ手配の際に手数料がかかってきます。
また、航空券手配、ビザ手配代行などがセットになっている場合も多いですね。
お金を払ってでも、面倒なことは丸投げしてすべて代行してもらいたい!人向けです。
★無料エージェント
出来るだけ節約をしたい人向けなのが、手数料がかからない無料エージェント。
無料エージェントは、語学学校などから運営費をサポートされているため、相談者側には手数料がかからない仕組みになってます。
無料だからって情報量に変わりないですし、しつこい勧誘もなく、親身に相談に乗ってくれるところが多いです。
経験上おすすめなのは、現地にある無料エージェント。

現地にある分、情報量は圧倒的に多いし、現地に行ってからも気軽にサポートをうけられます。
私もお世話になったのは、現地の無料エージェントだけです。
どんなコースがあるのか、見積もり、ホームステイ情報など、クリアにしたいことはまずこういった無料エージェントに問い合わせてみるといいですよ。
「行きたい都市+無料エージェント」で検索すれば出てきますし、ツイッターで現地の人に聞くのもありです。
ワーホリの準備に必要な期間は?
では準備期間はどのくらい必要なのかですが、ポイントは
- 語学の勉強
- ワーホリ資金
ですよね。
私がワーホリに行こう!と決めたのは渡航の1年前ですが、実際に航空券の手配やビザの申請をしたのは3か月前くらいからです。
英語の勉強は1年ほど前からぼちぼちやって、渡航時は英検2級、IELTS 5.5程度でした。
英語の勉強
ワーホリの目的も人それぞれ違うので、語学のレベルは絶対にここまで必要というのはないです。
ただ、「現地で語学学校に通うから、勉強は渡航してからでいいや~」というのは時間とお金がもったいない。
語学学校はあくまでも会話に慣れるためだったり、将来進学を考えている場合のステップアップとして通うのがベター。
コミュニケーション能力が上がるのは、やはり現地での人との関わりを通してです。
ワーホリ資金
ワーホリの必要資金は150万程度はあった方がいいといわれています。
ですが、現地ですぐに仕事が見つかるとも限りませんし、語学学校、現地での旅行を考えると余裕はあった方が断然いいです。
例えばオーストラリアでアシスタントナースとして働きたい場合。これは先にTAFEという職業専門学校に通って資格を取る必要があるので、150万だと厳しいかなと。(この場合は学生ビザが必要)
- 履修期間:約半年(座学+実習)
- 費用:$6,000~7,000(60万前後)
これを考慮すると、十分な準備が必要になってくるのは分かりますよね。

私はというと、語学学校+TAFEに行く計画があったので、300万ほど用意しました。当時はTAFEの授業料は$3,000くらいでした。
すでに本職以外でバイトをしている方もいるかもしれませんが、私は渡航前にナースパワーでバイトもすることで、短期間で資金を貯めました。
私の場合短期バイトでしたが、半年契約の派遣ナースはワーホリや留学を考えるナースに人気が高いです。
高額月給なので、ここでがっつり稼いで貯金するんですよね。
「今すぐにじゃないけど、いい条件があれば働いてみたいな」という方でも、登録しておくと常に求人情報をチェックできるので、自分に合った仕事を探すのにも役立ちます。
働き方の選択肢を増やすためにも、登録時は希望の職形態を複数選択しておくといいですよ。

>>【ナースパワー】看護師紹介25年、10万人が利用する転職サイト

ナースパワーは、
- 担当者が丁寧
- 求人案件が圧倒的に多い
- 短期派遣ナースの制度が魅力
と評判がよく、転職や仕事のゴリ押しもないのにも定評があります。
私も基本はメールで求人案件をもらったり、「こういう業務内容はやりたくない(笑)」と注文を聞いてもらって、いち早く非公開案件を紹介してもらったりしてました。
貯金を増やすために派遣会社に登録してみようかな、と思う方にはまずは外せない派遣エージェントです。


まとめ
期間は決められているとはいえ、生活の拠点を海外へ移すということなので、踏み出すにはすごーく迷いますよね。
でも一度自分が置かれた環境から外へ出てみると、これまでの価値観ががらっと変わったり、逆に日本での看護師の仕事の魅力にもまた気づいたりします。
私が帰国のたびに、バイトを続けているのもそのためだったり。
もしかしたら、ワーホリでの小さな出会いやキッカケが、その後の人生を変えるってことだってあるかもしれません。
今までにワーホリや留学へ行く人を見送った経験はありますか?
今度は、あなたが見送られる側に立つのも悪くないかもしれませんよ。
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